「葉山時間」という言葉が
自然発生的に、ここにはある。
時間も人も、ゆる〜い感じ
そしてそれは、当たり前に許されている。
2ヶ月ほど前、ウチのお風呂場のドアが壊れた。
湿気で木が腐ってしまったのだ
と同時に、入り口の足元のタイルの割れも酷くなって、穴が空いてしまった。
大家さんに言って、いつも来てくれる地元の大工さんが来てくれる事になった
この大工さんが…かなりの葉山時間人間。
すごく真面目な人なんだけど
来る時はいつも、朝の早い時間に突然電話が来る。
今日、今から行っていいですか?と言って本当に5分くらいでやって来る。
どうやら相当家が近いらしい…
そして、ドアの様子を見て修理スタート!してくれたのはいいけれど「実は海の家の設営で今忙しくて…」
と言い残して、その後1ヶ月放置
外したドアだけはつけて行ってくれたので良かったけど、表面の板を仮止めしてるピンのようなモノが刺さりまくった状態のPunkなドアで1ヶ月過ごした。
特に不便は無かった
7月に入って、海の家の仕事が終わった大工さんが、やっと来てくれた!と思ったら、たった1日で修理は終了。
ドアはPunkから普通になって、穴は塞がったのだけど、タイルが貼ってあった箇所はセメントを流して終わりで、セメントがむき出しなのが、全然気に入らない。
可愛くない。
しばらくしゃがみこんで、足元のセメント見つめて、自分でタイルを買ってきて貼ろうか、貝殻を埋め込んでみたら素敵かしら?
と考えあぐねている所にぷーちゃんが「何してるにゃ?」と現れた。
「お!」と閃いて、ぷーの手を借りてスタンプっ。
あら不思議、無機質だったセメント面が、途端に可愛くなった。
そこを通るたび、可愛い手形を見てホッコリする。
これでお風呂場問題は一件落着〜