作品タイトル
「訪問者・・・お前は誰だ」
7年前、初めて作品を見せてもらった時から
ずっとこの1枚が気になっていた。
だけど、非売品だったこのシリーズを
1年前、なんかのタイミングで
私の作品と物々交換しよう、と言う事になり
先日額装が終わったものが届いた!
友人でもあるkは「夢日記」と「現実妄想」というシリーズを
ずっと長く描き続けていて
この作品は「現実妄想」の中の1つ
写真では伝わりにくいが、極細サインペンで
点描のように緻密に描かれている
注目なのは人物(?)の頭のアンテナみたいなの
右の2人と、左のとで、違うアンテナが付いていて
そのせいで、うまくコミュニケーションをとれずに
困惑する者達・・・という図らしい
私と同い年のkは
20代初めに、5年間イギリスで暮らしていた経験もあり
この「訪問者」は外国で過ごしていたk自身?なのかもしれない
とにかくk曰く「ナイーブだった時代に書いた絵なんだ」そうだ
それは、充分画面から伝わってくるが
私はこの絵を見ると何故だか ぷっと笑い出したくなる・・・
(初めて見せてもらって、タイトルを見た時、実際 笑ってしまった)
私の頭の上にあるアンテナを想像する
私の電波をキャッチしてくれる人がいて、受信出来ない人もいるだろう
大きな性能のいいアンテナを持っていて、遠くまで強力な電波を飛ばしてる人も居る・・・とか
彼女の妄想の世界に いざなわれながら、時々この絵を眺める。
これからkはこのシリーズを完成させて
作品集にまとめ、展示もしたいと言っていた
是非、沢山の人にkの世界を見てもらえたらいいな、と私も思う。