実家に帰った時に よく生地の仕入れに足を運ぶお店が
京都の四条にあって、この夏も2度ほど出掛ける事があった
1日は丁度同じ頃、実家に里帰りしていた友人にも会える事になり
高校時代に良く歩いた、なつかしい界隈をぶらりっと散歩したり
大好きで良く通った甘味のお店で、もう一度食べたい!と思い続けていた念願の
「ぎょくえん」のカキ氷を食べて、2人で感激したりした
もう学生の頃とは違い、立派に2児の母である彼女と
年だけは取ったけど、日常は余り代わり映えしない私
立場は違えど、学校帰りに寄り道して遊んでいた あの頃にすっかり逆戻り。
そして錦市場を散歩していて、ふらりっと入った
「有次」 さんで
素敵な鋏を見つけた、裁断用の断ち鋏はさすがに高価だったけれど
その横に、かわいらしい小さな 糸きり鋏 が・・・
形もシンプルで美しく、手芸屋さんで見かけるそれとは全く違う
試し切りをさせてもらうと、怖いくらいスパッと切れた
ひんやりとした にぎり部分の金属の感触もいい・・・
丁度今使っていたものが古くなっていたので、迷わず購入
するとサービスで名前を入れてくれると言うので
こんな狭い所に!と驚いたが目の前で職人さんが、いとも簡単に
名前を彫ってくれた。すごい・・・。
以前のものに慣れていたので、大して気にしていなかったけれど
この小さな道具のお陰で、やっぱり作業がやりやすくなった
何より 糸のスパッと切れた時の気分がとてもいい。
これは大切な事だな・・・と思う
それに名前入りの道具なのだから、大切にしないわけにはいかない
使い終わった後は 軽く拭いてから錆止めの紙に包んでおく
名前を入れてくれるのは、きっと道具を大切に使ってほしいという
「有次」の職人さんの思いが込められているのではないかしら・・・
大好きな「ぎょくえん」のカキ氷
「hiki」と名前を彫ってもらった、糸きり鋏